社会人未経験・IT業界未経験者を正社員として雇用し、研修カリキュラムと実務経験を通じて、Salesforceエンジニアへと育成するBPアカデミー。2ヶ月でSalesforce認定初級アドミニストレーター資格を取得し、開発現場の実務に関わることができるようになります。

今回お話を伺ったのは、IT業界未経験の状態で弊社に入社し、BPアカデミーを経てSalesforceエンジニアとして働き出した阿久津さん。未経験でエンジニアになろうと思った理由、BPアカデミーの様子、現場で働いて感じていることなど、詳しく伺いました。

阿久津 遥 / Salesforceエンジニア

高校卒業後、ネイリスト養成スクールへ入学。1年間学習した後、スクールの運営会社へ就職しネイリストに。2021年3月、株式会社ベスト・プラクティスへ入社。BPアカデミーを経て、Salesforceエンジニアとして働いている。

「ネイルがずっと好きでいたいから」夢であったネイリストになるものの別の道へ進むことに

ーー前職はネイリストとして働かれていたと伺っています。

そうですね。ネイリストとして2年ほど働いていました。お客様の施術が主な業務だったのですが、隙間時間にブログやSNSの運用、予約サイトの管理なども行っていましたね。

もともとネイルには興味があり、前職の会社が運営している育成スクールのようなものに参加をしたんです。1年ほどスクールに通って、卒業後にネイリストとしてデビューしました。

ーー2年で退職に至ったのは、どのような理由からだったのでしょうか?

全国的にフランチャイズ展開しているネイルサロンだったのですが、施術スピードをウリにしていたんですね。1人あたり平均30分ぐらいで施術をして、1日に8名ほど担当していました。

私はもっと1人ひとりのお客様にじっくりとヒアリングをして施術を行いたいと思っていて、方向性が合わなかったので退職の決断に至りました。

ーー別のネイルサロンへ転職しようとは思わなかったんですか?

それは一切考えていませんでした。「好きなことは職にしないほうがいい」という意見があるじゃないですか。もちろん好きなことを仕事にして、ずっと好きなままでいられる人もいると思うのですが、私は違って。

このままネイリストとして働き続けていたら、ネイルが好きでなくなってしまうと思って、別の道へ進むことにしました。

ネガティブな面を受け入れてもらえた。未経験ながらもベスト・プラクティスへ

ーー興味のある業種や職種はあったのでしょうか?

パソコンでできる仕事がしたいとは思っていました。ただルーティン業務が苦手なので、事務は考えていませんでしたね。特に興味があったのは、エンジニアです。

技術発展が著しく新しい刺激を常に得ながら働けると思いましたし、IT人材が不足していると言われているため知識やスキルを身につければ、将来困らないだろうと考えました。

ーーでは未経験でもエンジニアとして働ける企業に絞って転職活動を進められたわけですね。

大手求人媒体でエンジニアとして働ける企業を探していたのですが、ベスト・プラクティスの求人に目が止まったんですよ。「未経験からSalesforceの導入/設定支援、開発業務エンジニアになれるBPアカデミー生を募集しております」と書かれていて、私でも挑戦できるかなと思って応募をしました。求人の書き方がよくて魅了されてしまい、他の企業の求人には一切応募せず、ベスト・プラクティスだけに集中していましたね。

ーー選考の中で印象的だったことはありますか?

面接時に、「がんばりたいけど、どうがんばればいいかわからない」といった自分の不安を相談して。このような発言は、他の企業であれば、ネガティブに受け取られてしまう場合もあると思うんですね。

でもベスト・プラクティスでは「がんばれる場、活躍できる場を提供するよ」と言ってもらえて、前向きな気持になれたので、入社を決めました。未経験で知識もスキルもない自分を受け入れてもらえたということが、何よりも嬉しかったんです。

1ヶ月半で資格を取得し、開発現場で実務もできるように

ーー入社後はBPアカデミーで研修を受けられていたんですよね。どのようなことを学んでいたのでしょうか?

最初の2週間はビジネス用語やビジネススキル、PCスキル(Excel・PowerPointの基本操作)などを学んでいました。その後の1ヶ月間は、Salesforce社が提供するTrailhead(オンラインで楽しく学べるカリキュラム)やBPアカデミー独自の研修などを受講していました。

Salesforce認定アドミニストレーター資格試験の前には、模擬試験のようなものもあって、基準値をクリアしたら本試験に臨むような形でした。在宅で動画を観ながら勉強できた点も、非常にありがたかったです。

ーー在宅での勉強だと、どのように進めればいいかわからないといったことも起こりそうな感じがします。

カリキュラムがしっかりと組んであったので、迷うことは一切ありませんでした。それにわからない点があれば、教育担当の方にすぐに連絡して聞くこともできましたね。

資格取得後に開発現場で実務に取り組む時も、マネージャーや同じチームの先輩など複数人で意見を出し合いながら進めていくため、困ったことはありません。

ーーSalesforce認定アドミニストレーターの資格は、業務を行う上で役に立っていますか?

資格を保持している点では、エンジニアとして1つのアピールポイントになるっていうのと、しっかり知識を持ったうえで業務を遂行しますというような証になるので信用にもなり得るかなと思います。また、認定アドミニストレーターの資格試験のために勉強することで、Salesforceの標準機能を一通り触れるようにはなります。

そのため、学んでおいてよかったなと思う場面は多々ありますね。特に未経験でSalesforceのエンジニアになる人にとっては、はじめの一歩として最適だと思います。

「手に職をつけられた実感が」望めば必要な場を提供してもらえることがベスト・プラクティスの魅力

ーー現在の業務内容を教えてください。

Salesforceの標準機能をベースに保守対応、インプリメント対応を行っています。保守対応においては、お客様へのヒアリングも担当しており「営業がどのような行動をし、どのような結果になっているのか」「どんなデータを取得し、どのように表示させたいのか」などを伺いながら、細かく調整しています。お客様の要望を実現し、喜んでもらえることが大きなやりがいです。

ーーこれまでにどれくらいの案件を担当されてきたんですか?

大体16案件ぐらいですかね。また現在はインプリメント対応で6案件を担当しています。Salesforceを最適な形で構築するためにはお客様のビジネスモデルをしっかりと理解しておくことが重要です。

現在担当しているお客様で、「こんな業務フローなんだな」とか、「こんなステークホルダーがいるんだな」とか、初めて知ることばかりで。さまざまな情報をキャッチアップできることが非常に面白いなと感じています。

ーーエンジニアとしてのスキルだけではなく、クライアントへの好奇心も重要だと。

そうですね。色々なことに興味を持てる人の方が向いていると思います。中小企業や大手企業はもちろん、社団法人のお客様もいます。さまざまな業種の企業や団体とお付き合いすることになるので、好奇心が強い方だと楽しんで業務に取り組めるかなと。

またSalesforceは頻繁にアップデートが行われるシステムです。そのため常に最新の情報をキャッチアップして、周りに共有できる方だと貢献感も得やすいと思いますね。

ーー入社前と入社後でギャップは何かありましたか?

リモートワークが基本だったので、コミュニケーションが取りづらいんじゃないかと思っていたのですが、全くそんなことはありませんでした。社内専用のアプリケーション上で頻繁にコミュニケーションが取れていますし、金曜日は出社歓迎日で対面でお会いする機会もあります。もちろん強制ではありません。出社したいときだけ出社していて、私は月に1、2度ぐらいですね。

あと手に職をつけたいという思いも徐々にではありますが、叶えられている実感もあります。Salesforceの標準機能の実装であれば一人で行えますし、より高度な機能の実装部分もいま学べているので。

ーーいいギャップが多かったわけですね。

そうですね。面接で言われたように、自分が望んだことに対して全力で協力してくれるというか、場を提供しようとしてくれるので、本当にいい職場だなと思っています。

Salesforceは、誰もが知っているような大企業でも導入しているシステムです。新しい機能もどんどん追加され、できることの幅もより広がっているので、今後も需要は高まっていくはずです。

それに合わせて自分自身もアップデートし、Salesforceのコンサルタントとして働けるように頑張ります!